후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
心あるものはいずれもこの人を推して、幕府内での第一の人とした。たとえばオランダから観光船を贈って来た時に矢田堀景蔵、勝麟太郎なぞを小普請役から抜いて、それぞれ航海の技術を学ばせたのも彼だ。下曽根金三郎、江川太郎左衛門には西洋の砲術を訓練させる。箕作阮甫、杉田玄端には蕃書取調所の教育を任せる。そういう類のことはほとんど数えきれない。松平河内、川路左衛門、大久保右近、水野筑後、その他の長老でも同輩でも、いやしくも国事に尽くす志のあるものには誠意をもって親しく交わらないものはなかったくらいだ。各藩の有為な人物をも延いて、身をもって時代に当たろうとしたのも彼だ。
瑞見に言わせると、幕府有司のほとんどすべてが英米仏露をひきくるめて一概に毛唐人と言っていたような時に立って、百方その間を周旋し、いくらかでも明るい方へ多勢を導こうとしたものの摧心と労力とは想像も及ばない。岩瀬肥後はそれを成した人だ。最初の米国領事ハリスが来航して、いよいよ和親貿易の交渉を始めようとした時、幕府の有司はみな尻込みして、一人として背負って立とうとするものがない。皆手をこまねいて、岩瀬肥後を推した。