일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면

아오조라 문고

道中奉行から、普請鳴り物類一切停止の触れも出た。この街道筋では中津川の祭礼のあるころに当たったが、狂言もけいこぎりで、舞台の興行なしに謹慎の意を表することになった。問屋九太夫の「また、黒船ですぞ」が、吉左衛門をも金兵衛をも驚かしたのは、それからわずかに三日過ぎのことであった。

「いったい、きょうは幾日です。七月の二十九日じゃありませんか。公儀の御隠使が見えてから、まだ三日にしかならない。」

と言って吉左衛門は金兵衛と顔を見合わせた。長崎へ着いたというその唐人船が、アメリカの船ではなくて、ほかの異国の船だといううわさもあるが、それさえこの山の中では判然しなかった。多くの人は、先に相州浦賀の沖合いへあらわれたと同じ唐人船だとした。

「長崎の方がまた大変な騒動だそうですよ。」

と金兵衛は言ったが、にわかに長崎奉行の通行があるというだけで、先荷物を運んで来る人たちの話はまちまちであった。奉行は通行を急いでいるとのことで、道割もいろいろに変わって来るので、宿場宿場では継立てに難渋した。八月の一日には、この街道では栗色なめしの鎗を立てて江戸方面から進んで来る新任の長崎奉行、幕府内でも有数の人材に数えらるる水野筑後の一行を迎えた。