후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
しかしながら、京都へ来てみて、天下の形勢というものを見たり、諸藩の武士の、国家を一人で背負って立つような意気込みを見ると――兵馬はどうも、知らず知らず自分が大海へ泳ぎ出したような心持もするのです。
兵馬はこの夜、浪人者が数人、隊をなして一つの駕籠を守って行くのを三条の通りで見かけました。その後ろ姿を見て、兵馬は合点のゆかぬ思いをしながら壬生の屯所へ帰って来たのでありました。
「あれは組のうちでたしかに見た男」
夜歩きをして壬生へ帰った翌朝、隊長の近藤勇から使が来て、急に会いたいというから兵馬は、勇の前へ出ると、勇は刀架に秘蔵の虎徹を載せて、敷皮の上に、腕を拱き端然と坐っていたが、兵馬を見る眼が、今日はいつもより険しい。
「宇津木、もう夜歩きはならんぞ」
「は?」
勇は、兵馬の不審がる面を、上から見据えているのです。
「隊長、それは――」
「うむ、夜歩きをするな」
近藤の語気には含むところがある、何とも理由は明かさず、頭からガンと夜歩きを差止めて、まだ何か余憤があるようです。しかし言いわけをしても駄目である。近藤が言い出したら、これは是非の余裕がないことを知っていますから、兵馬は黙って控えている。