후리가나로 읽는 일본 고전
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ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면
その上、君は残酷にも平気で、さも嬉しそうに、初代さんの噂をさえ聞かせたではありませんか。僕があの時どんな心持だったと思います。恥しいことです。いつも云う通り、僕はこんなことで君を責める権利なぞあろう道理はないのです。でも、僕はあの君の様子を見て、この世の凡ての望みを失ってしまったような気がした。本当に悲しかった。君の恋も悲しかったが、それよりも一層、僕のこの人並でない心持が恨めしくて仕様がなかった。それ以来というもの、僕が幾度手紙を上げても、君は返事さえ呉れなかったでしょう。以前はどんなにつれない返事にせよ、返事丈けはきっと呉れたものだったのに」
いつになく、酔っている諸戸は雄弁家であった。彼の女々しくさえ見えるくり言は、黙っていれば、果しがないのである。
「それで、あなたは、心にもない求婚をなすったのですか」
私は憤ろしく、彼の饒舌を中断した。
「君はやっぱり怒っている。無理はありません。僕はどんなことをしてでも、このつぐないをしたいと思います。君は土足で僕の顔を踏んづけてくれても構わない。もっとひどいことでもいい。全く僕が悪かったのだから」
諸戸は悲しげに云った。