일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

来た道だか分らなくなってしまって、探し物をしている内にも、何時路をふみ迷うか知れない様な有様なので、探せば探す程、心細くなるばかりであった。

後日、私は「即興詩人」の主人公も、同じ経験を嘗めたことを思い出した。鴎外の名訳が、少年の恐怖をまざまざと描き出している。

「この時われ等が周囲には寂として何の声も聞えず、唯ゞ忽ち断へ忽ち続く、物寂しき岩間の雫の音を聞くのみなりき。……ふと心づきて画工の方を見やれば、あな訝かし、画工は大息つきて一つところを馳せめぐりたり。……その気色たゞならず覚えければ、われも立ちあがりて泣き出しつ。……われは画工の手に取りすがりて、最早登りゆくべし、こゝには居りたくなしとむつかりたり。画工は、そちは善き子なり、画きてや遣らむ、果子をや与へむ、こゝに銭もあり、といひつゝ衣のかくしを探して、財布を取り出し、中なる銭をば、ことごとく我に与へき。我はこれを受くる時、画工の手の氷の如く冷になりて、いたく震ひたるに心づきぬ。……さて俯してあまたゝび我に接吻し、かはゆき子なり。そちも聖母に願へ、といひき。絲をや失ひ給ひし、と我は叫びぬ」

即興詩人達は、間もなく糸の端を発見して、無事にカタコンバを立出でることが出来たのである。