후리가나로 읽는 일본 고전
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たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
……そのため、わしも百日の慎みをうけ、つい四、五日前から出仕したばかりでな」
髭の中から、口をあいて、笑ったが、急にまた、真顔に返って、
「――が、一切、内秘という事になっておるのに、おん許には、どこから聞いて参られたか。左大臣家から、何ぞ、いいつかってのお越しかの?」
と、不審がった。
足もとの明るいうちにと、小次郎は、いい紛らして、すぐ帰った。――そしてただちに伊予の純友へ、書状を送った。
どうしたのか、純友からは、それきり何の便りもない。
翌、延長八年は、世上に、いい事が、一つもなかった。
前年の、近畿一帯の水害で、春から、都の両京は、路傍に、餓死者の空骸がみちた。
小次郎始め、滝口の兵は、毎日、死骸片づけに、忙しかった。死骸捨ツベカラズ――の制札など、何のききめもなく、夜が明けると、あちこちに、また、捨ててあった。
京職は、病人や飢餓の者を、洛外の施薬院と悲田院に、収容したが、すぐ入れきれなくなり、さらに、関をこえて、地方の飢民まで、都にはいり込んでくる。
もう、食物のある所は、寺院と、公卿と、禁裡しかないと、いい騒がれた。
その上、夏、疫痢の流行があり、清涼殿に落雷があって、大火を起した。