일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면

아오조라 문고

「長追いは」

と、いましめ合い、

「兄者人のお身の上こそ、案ぜられる」

と、戦線をさげて、将門の姿を、あちこち求めて来た。

そして、ここに長兄の無事を見て、よろこび合ったのも、つかの間、敵はまた、潮の返すように、新手を立てて、襲せて来た。

「ここは、われらして、防ぎます。兄者人は、館にある味方を励まして下さい。館へ籠って、女子供らを、お守りください」

弟たちのすすめに従って、将門は郎党二、三十騎をつれて、さいごの砦と恃む豊田の本邸へひっ返した。

しかし、東西の柵門から、母家下屋まで、火の手は大きく廻っている。家人や奴婢長屋の男女まで、総がかりで消火に努めているものの何の防ぎになろうとも見えない。ただ幸いな事は、火は、飛び火によるものらしく、敵勢の影は、まだここまでは侵入していなかった。

「桔梗っ。……桔梗はどうした。桔梗よっ……」

将門は、広い柵内を、走り廻り、走り廻り、炎へ向って呼びぬいた。彼女のいる北の殿も、火をかぶっていたからである。

「おおっ、お館っ」――煙の中から泳ぐように、郎党の梨丸が、彼を見つけて、駈け寄って来た。

「北の方様を始め、女房衆も老幼も、みな、大結ノ牧へ、立ち退かれました。