일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しそうとしてのぶんがく

思想としての文学

戸坂 潤

戸坂 潤의 思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,809자 · 408화면

아오조라 문고

たのである。

だから世界市民(もはや単なるイギリスの貴族やブルジョアではない)と名づけられるカントは、イギリスの経験論と現象主義とに深く動かされると共に、その当然な結果として、イギリス・ブルジョア的常識の信奉者として、卓越した常識家として立ち現われた。カントはイギリス風の新鮮な常識から出発する、だが彼は又同時にこの常識のドグマの夢から醒めねばならぬ。彼は常識の批評家として、人間的理性の批判家として、立ち現われる。経験論と現象主義とがそれ自身の立場から、カントによって分解され引き締め直される。人間の理性(乃至悟性)の限界がここで初めて明らかにされるのである。この点が取りも直さず彼のディアレクティックなのだ。之は人間理性の有つ矛盾を指摘するものに他ならぬ。――で、イギリス風の常識を批判するものが、元来カントに於て、弁証法だったのである。尤もカントの弁証法は局部的な消極的な問題としてしか取り上げられていないから、所謂常識の正面の対立物とはなっていないが、之がヘーゲルとマルクス等との手を経れば、弁証法は立派に所謂常識の対立物として、イギリス風の常識の粗雑さの批判者として、動き始める。