일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みっつのあざ

怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集

小酒井 不木

小酒井 不木의 怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集(みっつのあざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,140자 · 396화면

아오조라 문고

即ち、若しその実験が蛙を用いて行われてあるとすると、これは西洋の蛙での実験であるから、日本の蛙にはあてはまらないかも知れないというのであります。西洋の蛙でも、日本の蛙でも、そんなに大ちがいはなかろうと思われるのに、鯉坂君は、どうしても承知が出来ないのであります。で、興味があると思われる実験は、一々、日本の動物をもって追試を行い、はじめて納得をするのであります。

次に鯉坂君がどんな研究題目を選ぶかを例をもって説明しますならば、彼は嘗て、人間の身体を流れて居る赤血球の目方をはかることを企てました。しかも、一立方ミリメートルの中に約五百万もあろうという赤血球の一粒一粒の目方を計ろうというのですから、中々困難なことであります。普通の人ならば例えば血液の一立方センチメートルの目方をはかり、それから、血漿と血球との割合を計算し、それによって血球一個の目方を算出するのですが、鯉坂君は、そういう方法では満足出来ないのであります。即ち、何とかして、赤血球の一粒一粒を取り出して、それを秤にかけてその目方をはかり度いと思ったのであります。鯉坂君に言わせると、血球の一つ一つの寸法は、顕微鏡下で正確にはかることが出来るのであるから、その重量もはかり得べき筈であるというのであります。