일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みっつのあざ

怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集

小酒井 不木

小酒井 不木의 怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集(みっつのあざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,140자 · 396화면

아오조라 문고

彼は幾分か声をふるわせて続けた。「ところが幸か不幸か僕はその毒をのまなかった。のむ前に発見したのだ。そうして僕はこのとおり助かった。けれども僕は、警察へは届けなかったよ。警察へ届けたのでは、復讐の快感を十分味わうことが出来ぬからねえ。つまり、僕は、僕自身の手で君に復讐しようと思ったのだ。

そこで先ず僕は、内密に君が僕に与えようとした毒を分析してもらったよ。その結果、それがストリヒニンであると知れた。ストリヒニン! 猛毒だ。君は僕を、蛙が水泳ぎをするように手足をつんのめらせて、苦しみ悶えさせて殺そうとしたのだ。

その恐ろしい君の心に対して、僕がいかなる計画を建てたと思う? 僕は先ず、ストリヒニンで殺されない体質を作ろうと思ったよ。君への腹癒せにね。君をあざ笑ってやりたいためにね。そのために、僕は凡そ一ヶ月かかったよ。即ち僕は毎日ストリヒニンを少しずつ分量をふやして嚥み、遂に致死量をのんでも死なない体質になることが出来たんだ」

彼はこういって、じっと病人の顔を見つめた。病人はマスクのような顔をして、身動きもしないで聞いて居た。

「それから僕は君を殺そうと思って、はじめて外出して、君の様子をさぐると、何でも君は災難にあって負傷し、この病院へ入れられたときいたので、今夜、病院の誰にも知られずにこうしてたずねて来た