후리가나로 읽는 일본 고전
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「しなゆうき」
支那游記
芥川 竜之介의 支那游記(「しなゆうき」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,859자 · 105화면
その尻が又大胆にも、――甚尾籠な申し条ながら、悠々と川に糞をしている。……
私はそんな事を考えながら、何時かうとうと眠ってしまった。何十分か過ぎた後、駕籠の止まったのに眼をさますと、我々のつい鼻の先には、出たらめに石段を積み上げた、嶮しい坂が突き立っている。大元洋行のお上さんは、此処は駕籠が上らないから、歩いて頂きたいと説明した。私はやむを得ず竹内逸氏と、胸突き八町を登り出した。風景は不相変平凡である。唯坂の右や左に、炎天の埃を浴びながら、野薔薇の花が見えるのに過ぎない。
駕籠に乗ったり、歩かせられたり、いずれにもせよ骨の折れる、忌々しい目を繰返した後、やっとクウリンの避暑地へ来たのは彼是午後の一時頃だった。この又避暑地の一角なるものが軽井沢の場末と選ぶ所はない。いや、赤禿の山の裾に支那のランプ屋だの酒桟だのがごみごみ店を出した景色は軽井沢よりも一層下等である。西洋人の別荘も見渡した所、気の利いた構えは一軒も見えない。皆烈しい日の光に、赤や青のペンキを塗った、卑しい亜鉛屋根を火照らせている。私は汗を拭いながら、このクウリンの租界を拓いた牧師エドワアド・リットル先生も永年支那にいたものだから、とんと美醜の判断がつかなくなったのだろうと想像した。