후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・へいけものがたり
新・平家物語
吉川 英治
吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면
たくに、夕煙りをにぎわい立てているのだった。
『平太です。ただ今、木工助とともに、おあとから戻りました』
『お。帰ったか。ご苦労であったな平太』
『父上こそ、七日の御奔命に、身も心も、お疲れでしょう。盛遠でも、からめ捕っておればですが、そのむなしさも、手つどうて』
『尽すかぎりは尽しておる。悔ゆるにも及ぶまい。盛遠とて、根からの痴愚ではなし、辻かための手にかかるほどなら……』
『やはり、どこかで、自害して、果てたものでございましょうか』
『なんの、おそらくは、死んでおるまい。そう、やすやすと死ねるほど、浅い罪業ではないからな。……いや、時に平太、そちならではの用がある』
『あ。なんぞ、急な仰せつけでも?』
『いそぎだ。厩のうちの馬を一頭、街へ出して、売って来い。そして、買えるだけの酒を買うて来てくれまいか』
『馬を……ですか』
『うム。どのくらい、酒が買えるの』
『それやあ、たいへんです。わが家の同勢では、三日かかっても、飲みきれません。……が、このお使いは平太でも、ちと、きまりが悪うございます。馬を売るのは、武者として、何よりの恥としてありますから』
『それだから、おまえをやるのだ。