후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・へいけものがたり
新・平家物語
吉川 英治
吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면
つらい恥に剋って来い。値によらず、早いがいいぞ』
『はい。では……』と、清盛は父の部屋から、すぐ、厩へ行った。――七頭いる馬のうち、三頭ほどは、自慢のものだ。あとの四頭のうち、どれにしようと見くらべるが、可愛くないのは、一頭もいない。
あわれ、駄馬といえども、これらの馬どもは、過ぐる年の、西国遠征のときも、生死をともにした仲である。どのハナづらも、朝夕に、何百ぺんなでてきたやつか知れないのだ。
日ごろ、塩小路のわんわん市場の付近では、馬市が立つのを知っている。清盛はやがて、そこでよく見る博労の家へゆき、馬を売って、酒を買い求めた。――大きな酒がめを三つほど、手車の上に乗せ、酒売りの男と一しょに押しながら、ほどなくまた、今出川へ帰ってきた。
晩い夜食とはなったが、秋の夜は長い。
ことには、この家として、めずらしい大振舞というべきである。
忠盛は、家の子郎党から、留守していた小者までを、広床の一間に寄せ集めて、
『思いのまま、飲んでくれい』
と、一同へ、酒瓶をひらいた。非常の備えに貯蔵してある塩魚や漬物も、開けさせてこういった。
『夜昼、七日の辻立ち。さぞ疲れたことだろう。