후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
わずか半月ぶりで接した光秀に、なぜか今度はそれらの内輪の者までが、何となくあらたまっていて、窮屈に覚えたが、相変らずなのは長閑斎であって、
「このたびは、天下様にお成り遊ばして、われらはまるで、夢かとしか思えません。瓜や茄子が、急に花園の壇に上されたようなもので、御眷族の端たるわれらも急にお行儀をあらためております。末々公家衆などとのお交際も繁くなれば、瓜や茄子も冠して厳かにおらねばなるまいと惧れましてな。――いや正直を申せば、先の短い愚老などには、迷惑やら仕合せやらで」
などと軽口を弄して、その楽天振りに少しの変化も来たしていない。明智一族中、この老人だけは、べつな暦でも持って暮しているようである。
どんな無用人でも、その所を与えれば、世に無駄人はいないとよくいう光秀は、日頃、従兄弟にむかっても、この老人を祝して、
(左馬介の家庭には、あの屈託のない年寄がおるので、何ぼう奥が明るいか知れぬ。家に後顧がなくてよい)
と、称えていたものだが、今度の一泊には、長閑翁と戯れあう子らの嬉々たる声もうるさい気がした。
――明けると早暁に、白河越えを経て、京都へ向っていた。