후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
これなら大丈夫屋台骨が張って行けるという見越しがつかんことにゃ、私ア不安心で、とても嚊など持つ気になれやしない。嚊アを持ちゃ、子供が生れるものと覚悟せんけアなんねえしね。」とその淋しい顔に、不安らしい笑みを浮べた。
けれども新吉は、その必要は感じていた。注文取りに歩いている時でも、洗湯へ行っている間でも、小僧ばかりでは片時も安心が出来なかった。帳合いや、三度三度の飯も、自分の手と頭とを使わなければならなかった。新吉は、内儀さんを貰うと貰わないとの経済上の得失などを、深く綿密に考えていた。一々算盤珠を弾いて、口が一つ殖えればどう、二年経って子供が一人産れればどうなるということまで、出来るだけ詳しく積って見た。一年の店の利益、貯金の額、利子なども最少額に見積って、間違いのないところを、ほぼ見極めをつけて、幾年目にどれだけの資本が出来るという勘定をすることぐらい、新吉にとって興味のある仕事はなかった。
三月ばかり、内儀さんの問題で、頭脳を悩ましていたが、やっぱり貰わずにはいられなかった。
お作はそのころ本郷西片町の、ある官吏の屋敷に奉公していた。
産れは八王子のずっと手前の、ある小さい町で、叔父が伝通院前にかなりな鰹節屋を出していた。