일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면

아오조라 문고

河岸の家で、叔父が一、二度二階へ連れ込んで来た女が、丸山の田舎の嫂の姪であることが、お庄母子にじきに解った。その女はお照と言って年はお庄からやっと一つ上の十九であったが、もう処女ではなかった。東京へ出るまでには思い断ったこともして来た。

丸山の隣へ引っ越して行ってから、この女とお庄はじきに近しい間になった。女は痩せぎすな弱いような体つきで、始終黙ってはずかしげにしていたが、表に見えるほど柔順ではなかった。お庄にはどこか調子はずれのところがあるようにも思えた。叔父は丸山へ行って碁を打っているうちに、この女と親しくなった。女は碁もかなりに打てたが、字なぞも巧かった。

一ト晩中、女は安火に当って、お庄母子に自分のして来たことを話して聞かした。田舎で親々が長いあいだ取り決めてあった許婚の人を嫌って北国の学校へ入っている男を慕って行った時のことなどが詳しく話された。女は暑中休暇に帰省している親類先のその男の家へ、養蚕の手助けに行っているうちに、男と相識るようになった。

男が学校へ帰って行ってから間もなく、女は目ぼしい衣類や持物を詰め込んだ幾個かの行李をそっと停車場まで持ち出して、独りで長い旅に上った。