후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
」深山はとぼけてそう言った。
「そうかね。」
飯のとき笹村は笑いながら婆さんに、「お婆さん、いい子供がありますね。」と言うと、婆さんは、「ええ。」と言って嬉しそうににっこりした。
それから娘だけ二、三度も来た。
「あれも縁づいておりましたったけれど、ちっと都合があってそこを逃げて来とりますもんで、閑だから、つい……。」
婆さんは娘が帰って行くと、そう言っていた。
娘は時々バケツを提げて、母親に水など汲んで来てやった。台所をきちんと片づけて行くこともあった。娘が拵えてくれた小鯵の煮びたしは誰の口にもうまかった。
「これアうまい。お婆さんよりよほど手際がいい。」笹村は台所の方へ言いかけた。
「これは焼いて煮たんだね。」
「私は何だか一向不調法ですが……娘の方はいくらか優でござんす。」
母親はそこへ来て愛想笑いをしたが娘はあまり顔出しをしなかった。
使いあるきの出来ない母親の代りに、安くて新しい野菜物を、通りからうんと買い込んで来た娘が、傘をさして木戸口から入る姿が、四畳半に坐っている笹村の目にも入った。
見なれると、この女の窄まった額の出ていることなどが目についた。