후리가나로 읽는 일본 고전
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あらじょたい
日本の文学 9 徳田秋声(一)
徳田 秋声
徳田 秋声의 日本の文学 9 徳田秋声(一)(あらじょたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 346,393자 · 692화면
でも飲食物その他何によらず、患者はおそろしく意地が曲っていた。
「坊や厭になった。」
患者は院長のいわゆる苦しい峠を越して、熱がやや冷めかけてからは、ベッドの周りに並べられたり、糸で吊るされたりしてある翫具にも疲れて来ると、時々さも飽き飽きしたようにベッドに腰かけて、乾いた唇の皮を噛みながら、顔をしかめて気懈そうに呟いた。
「ああそうともそうとも。」とお銀は傍から慰めた。
「もう少しの辛抱ですよ。辛抱していさえすれば、今に歩行もできるし、坊やの好きな西洋料理も食べられるし、衆で浅草へでもどこへでも行きましょうね。」
便が少しよくなるかと思うと、また気になる粘液が出たり、せっかくさがった熱が上ったりして、傍で思うほど捗々しく行かなかった。笹村は外から帰って来でもすると、きっと体温表を取りあげて見たり、検温器を患者の腋に入したりして、失望したり、慣れったがったりしたが、外へ出ない時も、お銀にばかり委せておけなかった。
微温湯の潅腸が、再び水銀潅腸に後戻りでもすると、望みをもって来た夫婦の心が、また急に曇った。笹村は潅腸をやったり、体温や脈搏などをとりに来る看護婦に、時々いろいろなむずかしいことを訊いた。