후리가나로 읽는 일본 고전
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면
しかしこうして捨てて置けば天子さまのお病はいよいよ重くなって、どんな大事にならないとも限りません。これは一日も早くこの怪しいものを退治して、天子さまのお悩みを鎮めてあげなければならないというので、お公卿さまたちがみんな寄って相談をしました。
なにしろそれにはなに一つし損じのないように、武士の中でも一番弓矢の技のたしかな、心のおちついた人をえらばなければなりません。あれかこれかと考えてみますと、さしあたり源頼政の外に、この大役をしおおせるものがございません。そこで相談がきまって、頼政が呼びだされることになりました。
どうして頼政がそういう名誉を担うようになったかと申しますと、いったいこの頼政は、あの大江山の鬼を退治した頼光には五代めの孫に当たりました。元々武芸の家柄である上に、生まれ付き弓矢の名人で、その上和歌の道にも心得があって、礼儀作法のいやしくない、いわば文武の達人という評判の高い人だったのです。
二
頼政は仰せを承りますと、さっそく鎧胴の上に直垂を着、烏帽子を被って、丁七唱、猪早太という二人の家来をつれて、御所のお庭につめました。