일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たわらとうだ

日本の英雄伝説

楠山 正雄

楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면

아오조라 문고

唱には雷上動という弓に黒鷲の羽ではいた水破という矢と、山鳥の羽ではいた兵破という矢を持たせました。早太には骨食という短刀を懐に入れてもたせました。

ちょうど五月雨が降ったり止んだりいつもうっとうしい空のころで、夜になるとまっくらで、月も星も見えません。その中であやしい黒い雲がいつどこからわいて来るか、それを見定めるのはなかなかむずかしいことでした。するうち夜中近くなると、いつものとおり東の空からその黒い雲がわいて来たものと見えて、天子さまは、おひきつけになって、おこりをおふるい出しになりました。

頼政は黒い雲が出てきたようだとは思いましたが、一めんにまっくらな空の中で、何が何だかさっぱりわかりません。一生懸命心の中で八幡大神のお名をとなえながら、この一の矢を射損じたら、二の矢をつぐまでもなく生きては帰らない覚悟をきめて、まず水破という鏑矢を取って、弓に番えました。するうちだんだん紫宸殿のお屋根の上が暗くなって、大きな黒い雲がのしかかって来たことが闇夜にも見分けがつくようになりましたから、ここぞとねらいを定めて、その雲の真ん中めがけて矢を射こみました。