일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たわらとうだ

日本の英雄伝説

楠山 正雄

楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면

아오조라 문고

」

と龍王はいって、藤太をくつろがせ、いろいろとごちそうをしているうちに時刻がたって、だんだん暗くなって来ました。

二

すると暗くなるに従って、龍王の顔が青くなって来ました。

「ああ、もうそろそろむかでがやってまいります。」

と龍王は息をはずませながらささやきました。藤太は弓矢を持って立ち上がりました。

やがてむこうの空がかっと燃えるように赤くなりました。すると間もなく比良の峰から三上山にかけて何千という火の玉が現れ、それがたい松行列のように、だんだんとこちらに向かって進んで来ました。

「あれあれ、あのとおりむかでがやってまいります。どうぞはやく退治て下さいまし。」

と龍王はぶるぶるふるえながらいいました。しかし藤太はゆったりした声で、

「きっと退治てあげるから、安心しておいでなさい。」

といいながら、欄干に片足をかけて一の矢をつがえて、一ぱいに引きしぼって、切って放しました。矢はまさしくむかでのみけんに当たりました。けれどもかんと鉄板にぶつかったような音がして、矢ははねかえって来ました。藤太は、

「しまった。」

と叫んで、手早く二の矢をつがえて、いっそう強く引きしぼって放しましたが、これもはねかえって来ました。