후리가나로 읽는 일본 고전
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면
太子はびっくりして逃げて行こうとなさいました。日羅はあわてて履もはかず駆け出してお後を追いかけました。そして太子の前の地びたにぺったりひざをついたままうやうやしく、
「敬礼救世観世音菩薩。妙教流通東方日本国。」
と申しますと、日羅の体から光明がかっと射しました。そして太子の額からは白い光がきらりと射しました。日羅の言った言葉は、人間の世の苦しみを救って下さる観世音菩薩に、そしてこの度東の果ての日本の国の王さまに生まれて、仏の教えをひろめて下さるお方に、つつしんでごあいさつを申し上げますという意味でございます。
大きくおなりになると、太子は日羅の申し上げたように、仏の教えを日本の国中におひろめになりました。はじめ外国の教えだといってきらっていた者も、太子がねっしんに因果応報ということのわけを説いて、
「人間のいのちは一代だけで終るものではない。前の世とこの世と後の世と、三代もつづいている。だから前の世で悪いことをすれば、この世でその報いがくる。けれどこの世でいいことをしてその罪を償えば、後の世にはきっと幸福が報ってくる。だからだれも仏さまを信じて、この世に生きている間たくさんいいことをしておかなければならない。