후리가나로 읽는 일본 고전
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면
それから体の重みが六十四斤もあって、怒って力をうんと入れると、その四倍も重くなるといわれていました。それでどんな荒えびすでも、虎狼のような猛獣でも、田村麻呂に一目にらまれると、たちまち一縮みに縮みあがるというほどでした。その代り機嫌よくにこにこしている時は、三つ四つの子供もなついて、ひざに抱かれてすやすやと眠るというほどの人でした。ですから部下の兵士たちも田村麻呂を慕いきって、そのためには火水の中にもとび込むことをいといませんでした。
田村麻呂はそんなに強い人でしたけれど、またたいそう心のやさしい人で、人並みはずれて信心深く、いつも清水の観音様にかかさずお参りをして、武運を祈っておりました。
二
ある時奥州の荒えびすで高丸というものが謀反を起こしました。天子さまの御命令を少しも聞かないばかりでなく、都からさし向けてある役人を攻めて斬り殺したり、人民の物をかすめて、まるで王様のような勢いをふるっておりました。天子さまはたいそう御心配になって、度々兵隊をおくって高丸をお討たせになりましたが、いつも向こうの勢いが強くって、そのたんびに負けて逃げて帰って来ました。