일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たわらとうだ

日本の英雄伝説

楠山 正雄

楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면

아오조라 문고

」

こう牛若は思って、急に剣術が習いたくなりました。

鞍馬山のおくに僧正ガ谷という谷があります。松や杉が茂っていて、昼も日の光がささないような所でした。牛若は一人で剣術をやってみようと思って、毎晩人が寝しずまってから、お寺をぬけ出して僧正ガ谷へ行きました。そしてそこにたくさん並んでいる杉の木を平家の一門に見立てて、その中で一ばん大きな木に清盛という名をつけて、小さな木太刀でぽんぽん打ちました。

するとある晩のことでした。牛若がいつものように僧正ガ谷へ出かけて剣術のおけいこをしていますと、どこからか鼻のばかに高い、見上げるような大男が、手に羽うちわをもって、ぬっと出て来ました。そしてだまって牛若のすることを見ていました。牛若は不思議に思って、

「お前はだれだ。」

といいますと、その男は笑って、

「おれはこの僧正ガ谷に住むてんぐだ。お前の剣術はまずくって見ていられない。今夜からおれが教えてやろう。」

といいました。

「それはありがとう。じゃあ、おしえて下さい。」

と、牛若は木太刀を振るって打ってかかりました。てんぐはかるく羽うちわであしらいました。

この時からてんぐは毎晩牛若に剣術をおしえてくれました。