후리가나로 읽는 일본 고전
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
と云って兵を出している。
家康の肚では、濠を潰すための媾和であったから、濠が無くなれば、開戦はいつだって、いいのである。濠を潰させる好餌として、有力な人の口から、増封を匂わせたに違いないのである。でなければ、大阪方が何の代償もなしに、大事な濠を潰すわけはないのである。
「大阪の城堀埋り、本丸許りにて浅間と成り、見苦敷体にて御座候との沙汰にて御座候」
と、正月二十日附で、金地院崇伝は細川忠興に消息している。つまり、現在ある大阪城と同じになったわけである。
家康は、冬の陣以後すぐ戦争準備にかかり、冬の陣の経験から、大砲を作らしている。『国友鍛冶記録』に「権現様為二御上意一、元和元年卯之正月、急駿府被為召、同十一日に百五十目玉之御筒十挺、百二十匁玉之御筒十挺、百目玉の御筒三挺、昼夜急ぎ張立指上可レ申之旨、上意……夏の御陣へ早速指上、御用に相立申候」とある。
また家康は駿府には帰らず、途中でウロウロして、二月七日に遠州中泉で次ぎのような非常時会議をやっている。
「二月七日辰刻、将軍家渡二御中泉一先献二御膳一暫有下於二奥之間一大御所御対面上本多佐渡守同上野介召二御前一御密談移レ刻」