일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

正行は是を憫んで彼等を救い上げ、小袖を与えて身を温め、薬を塗って創を治療せしめたと『太平記』にある。「されば敵ながら其情を感ずる人は、今日より後心を通はせん事を思ひ、其の恩を報ぜんとする人は、軈て彼の手に属して、後四条畷手の戦に討死をぞしける」いくらか美化して書いたのであろうが、小楠公を飾る絶好の美談であろう。

周章した足利直義は、遂に十二月、高師直、師泰兄弟を総大将として中国、東海、東山諸道の大軍を率いて発向せしめ、最後の決戦を企てた。

元来正行は常に寡兵を以て、敵の不意を襲って大勝利を得て居る。尤もそれより外に方法はないのだ。四条畷の戦では、敵は比較にならぬ程の大軍であり、其の精兵は日一日と増加して居る。佐野佐衛門氏綱の軍忠状に依ると、合戦の日の五日の日にまで、敵には続々馳せ参ずる兵があったと云う。此の敵に対し堂々の陣を張る事が不得策であるのは、明瞭であるから、正行は敢て東条に退いて自重せず、速戦速決で得意の奇襲に出でたと解す可きだろう。時恰も鎮西に於ける官軍の活動も活溌であった。正行にすれば、此の際東西相呼応する大共同作戦も胸中に描いて居たらしい。