후리가나로 읽는 일본 고전
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
それに続く近習や伽衆、馬廻など、皆善美を尽した甲冑を着て伊達を競ったから、見物の庶民は三条河原から大津辺迄桟敷を掛けて見送ったと云う。
こんな一種の稚気にも、如何にも秀吉らしい豪快さがあって、鎖国時代以後のいじけた将軍の行列なんかには到底見られぬ図であろう。
その上途中に展ける東海道の風光が、生れて始めて見るだけにひどく心を愉しませたらしい。清見寺から三保の松原を眺めて、
諸人の立帰りつゝ見るとてや、関に向へる三保の松原
と詠んだ。其の他沢山に歌を作って居るが、其の先鋒諸隊に対する、厳重な訓令は怠らなかった。殊に家康の領内を行進するのであるから、こんな点抜け目のある男ではない。斯くて二十七日には、家康や信雄に迎えられて沼津城に入って居る。
一方北条方では、此の間どうして居たか。
天正十八年正月二十日に、氏政、氏直父子は一門宿将を小田原に招集して、評議をやって居る。初めは三島から黄瀬川附近まで進撃し、遠征の敵軍を邀撃する策戦に衆議一決しようとした。此の時松田憲秀独り不可なりと反対し、箱根の天嶮に恃み、小田原及関東の諸城を固めて持久戦をする事を主張した。