일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あねがわのかっせん

日本合戦譚

菊池 寛

菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면

아오조라 문고

二十六日早朝、乃木はまた先陣として高瀬に向ったが、再三の敗北を残念に想い、兵を励まして奮闘した。薩軍は高地に拠って居るので味方は甚だ苦戦したが、ついに正面の断崖を攀じ、安楽寺山を越え更に木葉に至った。その上に前軍は既に田原坂を占領したとの報がある。勇躍した乃木は後軍の直に続かんことを伝えたが、意外にも三好少将の退却の命に接した。乃木は此地一度失うならば、再び得難い旨を進言した。けれども許されない。止むなく退却したのであったが、もし、此の時田原坂を占領していたならば、田原坂の難戦は起らずに済んだかも知れない。

薩軍もまた、桐野は山鹿方面から、篠原は田原方面から、羽田は木留方面から、各々高瀬を攻略しようとした。二十七日には、この薩軍は第一旅団の兵が、高瀬川、迫間川の流域に要撃して激戦を交えたが、三好少将も右臂は弾丸で傷き、官軍将に敗れんとした。野津少将の軍が来り援けた為、形勢は逆転して、高瀬川の南で、薩将西郷小兵衛を殪すに至った。

官軍二十七日の戦いに勝ったので、野津三好両少将は、斥候をして迫間川を渉って偵察せしめたが敵影を見ない。いよいよ追撃を決して本軍(近衛一大隊、第十四連隊の一大隊、山砲臼砲各二門)は木葉を通って植木へ、別軍(近衛三中隊鎮台兵三中隊、山砲二、臼砲一)は高瀬から伊倉、吉次越を越して熊本