일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんだっしゅつき

日本脱出記

大杉 栄

大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면

아오조라 문고

と怒鳴りながら、ガラガラ車を押して、そのいわゆるスープをくばって歩く。アルミのどんぶりの中に、ちょっと塩あじのついた薄い色の湯が一ぱいはいっていて、上に膏がほんの少々ながらきらきら浮いてい、下には人参の切れっぱしやキャベツの腐ったような筋が二つ三つ沈んでいる。これも初めの日にはちょっと甜めて見たきりで止した。

さらに午後の三時から四時頃になると、やはり同じようなどんぶりに、こんどは豆の煮たのを持って来た。そしてその次の日にはジャガ芋の煮たのを持って来た。僕は豆も芋も好きなので、これだけは初めから食った。そしてさらにその次の日には、米のお粥の中に牛肉のかなり大きな片がはいっているのを持って来た。が、その肉はとても堅くて、噛んだあとは吐き出さずにはいられなかった。

このお粥と肉は一週に二度ついた。

これが牢やの御馳走の全部なのだ。最初の間はそんな風でろくに食べずにいたが、しかしそれでは腹がへって仕方がないので、辛棒しいしいだんだんに食って行った。そして終いには、一日分の筈の黒パンも来るとすぐにみな平らげてしまい、二度のどんぶりも綺麗に甜めずってしまったが、やはりまだそれだけでは腹がへって仕方がなかった。