후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にほんだっしゅつき
日本脱出記
大杉 栄
大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면
そして堺や山川はMのことを僕に話さず、僕もまた二人にそのことは話さなかった。Mが鼻であしらわれたように、僕も鼻であしらわれるだろうことをも恐れたのだ。そしてもし事がうまく運べば、帰って来てから彼等に相談しても遅くないと思った。
約束の十月になった。僕はひそかに家を出た。その時のことは前に言った。
上海へ着いた時には、あらかじめ電報を打って置いたのだから、誰か迎いに来ていると思った。が、誰も来ていない。仕方なしに僕は、税関の前でしばらくうろうろしている間にしきりに勧められる馬車の中に、腰を下ろした。
馬車は、まだ見たことはないがまったくヨーロッパの街らしいところや、話に聞いている支那の街らしいところや、とにかくどこもかも人間で埋まっているようないろんな街を通って、目的の何とか路何とか里というのに着いた。僕はこの何とか路何とか里という町名だけ支那語で覚えて来たのだ。
尋ねる筈の家は二軒あった。同じ何とか里の中の、たとえば、十番と十五番とだ。最初は十番の方へ行った。そこにMが住んでいる筈なのだ。が、そんな人間はいないと言う。で、もう一軒の、そこに(三字削除)がある筈なのだ、十五番の方へ行ったが、そこでもそんな人間はいないと言う。