후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
夫人、あなたの掛けていられるところは見たこともあるが、手に取ったことはまだ、一度もない。世にも、珍しいものなそうな。一度見せて下さらぬか? という仰せであった。
お安いことと、早速取り出して御覧に入れたが、その時お見せしたものは、頸飾りだけではない。エグムンド朝以来伝わる、黄金作りの太刀や、楯、鉾といったものも、取り出して御覧に入れた。殿下もまた特に頸飾りだけに、眼をお留めになっていられたとは、思われぬ。手に取って頸飾りを陽に透して御覧になったり、笑いながら侍女の頸にかけて御覧になったり、公の席で眺めたことはたびたびあるが、手に取ったは初めて、色艶といい形といい、さてさて聞きしに優る名品であるが、昔のものは随分重いものであるな! と、感嘆遊ばされた。そして、せっかくなれば御ゆっくり遊ばして、晩餐でも御一緒にと、強ってお勧め申し上げたが、前触れもなく不意に立ち寄って、そんなお騒がせするも本意ではないと侍女をお顧みになって、さ、もう少し白鳥の池の方でも廻って帰ろうか? と仰有って、お立ち去りになったことがある。
その時は、何とも思わなかったが、今思い出してみると、もしやその時分からこの頸飾りに、殿下は眼をおつけになって模造品を準備してひそかに機会を窺っておいでになったのではなかろうか? と、思われる。