일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

高貴な方に対する不躾は百も承知の上で、

「お許し下さいませ、殿下!」

と到頭、隔ての重い両開きの扉をあけて、躍り込んだ。

「一刻を急ぎますのでどうぞ不躾を、お許し下さいませ」

彼女が飛び込んだのと、中央正面の大卓でペンを走らせていられた殿下が立ち上られたのが同時であった。萌黄色の軍服……高い深緑の天鵞絨の襟、肩章に飾帯をお着けになって、丁抹龍騎兵大尉の通常軍服を召された面長なお顔! 深海の底を思わせる澄んだ碧い瞳……白皙の額にやや垂れ加減の、濃い亜麻色の髪!

さすがは王者の血統の、品位あたりを払って立っていられる。ステーンセン伯爵とよく似た顔立ちながら、気品の高さは較べものにもならぬ。無作法に彼女が飛び込んだのに驚かれもせず、別段御不快の様子もない。ただ彼女の眼をみつめながら、じっと立っていられるだけであった。

二本の唐草の巻いた天鵞絨の袖の片手を今まで書いていられた紙の上に掩うていられる。

「わたくしは、フォーゲル街に住んでおりますイングリード・アイネスと申す私立探偵でございます。ドラーゲ公爵家の御依頼で、紛失いたしました頸飾りの捜査のため、ステーンセン伯爵様御夫妻の探査をいたしました。