후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
ちょうどその時刻ヴィルプール駐の英国駐在官サー・ロバートソン・ジャルディン卿は、国王に拝謁して退庁しようとしてたまたま王女の艶やかなお姿を、開け放した扉の向うに垣間見た。
王女の美しさに胸を焦がしていた独身の駐在官は、折悪しくそこに侍女や侍僕の姿の見えないのに安心して、つかつかと部屋の中へはいり込んで行った。そして兼ねての思いを掻き口説いたが、英国主権の悲しさには王女は王宮内に絶大な権力を奮っているこの厚顔な英国駐在官の無礼な恋を無下に斥けられることもならず、当惑しつつも柳に風と受け流していられた。が、あまりに人もなげな無礼さと英国宗主権を嵩にきた駐在官の執拗さに、身をもって免れようとされた瞬間、誤って手に持った刺繍用の針が相手の身体に触った。それが駐在官の頬を破って血を流したが、血を見て嚇と猛り立った駐在官から身を翻して、王女は王宮の廊下を後宮の方へ駆け出して来られた……。そこへ太子は階段を上って帰って来られたが、姉上に対する駐在官の無礼を見られると、いきなり手にせられた乗馬用の革鞭を奮って駐在官目蒐けて打ち降ろされた。人に見せまじき場面を太子に目撃せられて血迷った駐在官は、逆上して、相手の見境もなく悪鬼のように躍り蒐ってきた。