후리가나로 읽는 일본 고전
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いきふどう
橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇(いきふどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,400자 · 387화면
た。
二日三日は商売のことですから何とも思いはしませんが、それが十日二十日と続くと、さすがに気になってまいります。農村に金が落ちなかったのかと思ってもみますが、これもその年あたりは春蚕の出来が大変によろしかった年でしたから在方は、みんなたんまりと纏った金を握っていたはずでございますし、またげんに私どもの競争相手の万戸屋あたりではいつ行ってみても客は押すな押すなの引っ張りだこで、品物を奪い合っているのですから、これも悪いのは私の家だけだったのでございます。不思議だ不思議だと言い暮らしているうちに、やがて雨はだんだん氷雨に変ってゆき、たまに天気がいい日には、名物の赤城下しの空っ風が吹きまくって、木の葉の落ちる時候になってまいりました。
もうこの頃では在方のお百姓衆も、冬仕度に買い込むものはすっかり買い整えてしまったとみえて、町を通る在方の衆の姿も、だいぶちらりほらりと影が薄くなってまいりました。
冬の準備に仕入れたものを春に廻すというわけにもなりませんから、仕方がなく品物は薄い利で仲間内へ廻して捌いてもらって、ともかく春はまた元気をつけて売り出すことにしたのでございましたが、親父なぞはスッカリ気落ちしてしまいまして、