후리가나로 읽는 일본 고전
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いきふどう
橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇(いきふどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,400자 · 387화면
その笑いが、たださえ心配している兄や嫂には一層不気味に今にも私が発作でも起して暴れ出すようにでも映ったのであろう。二人はまた顔を見合せて心配そうに私を覗き込むのであった。
まるで精神の錯乱した弟が、逗子から闇雲に飛び込んで来たような騒ぎであった。世間の寝静まった頃にとんだ騒ぎを惹き起されて兄夫婦も迷惑だったであろうが、私も狂人扱いをされてこのくらい迷惑なことはないのであった。何を言ったからとて言えば言うほど兄夫婦の眼には私の姿がとりとめもないものに映るのは必定であったから、往生して私はこの話にもならぬ喜劇の主人公になっていたが、つくづく私はこんな莫迦な思いをして、よしんば話したからとて肉親の兄にさえも理解してもらえぬような不思議な眼に見えぬ姿に翻弄されている自分の身の上を情けないと思わずにはいられなかったのであった。
しかもこの情けなさのうちからなぜ怖がり抜いて逗子から逃げ出して来たのだろうかと、あんなものを恐ろしがった自分自身のさっきまでの気持を嘲笑したいような気がしてきたのであった。そして明日にでももう一度逗子へ引返して行って、了雲寺へ出掛けて行き、あの少年の出て来るまでたとえ一晩でも二晩でもその墓の前に頑張って私へ掛けてきたこの迷惑をこちらから思う存分に面詰してやらなければ、この憤懣の持って行き