일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えどげいじゅつろん

江戸芸術論

永井 荷風

永井 荷風의 江戸芸術論(えどげいじゅつろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,130자 · 167화면

아오조라 문고

三

皆それぞれに意匠して網代、船板、洒竹などを用ゐたれば、今日吾人の眼より見れば貧しきこの裏屋も風流閑雅なる隠宅の如き観あり。こは少しく別問題なれども日本の器具家屋に竹材を用ふる事の範囲並にその美術的価値を論ずるは最も興味ある事なり。これにつきては既に英人サトウ、独逸人 Hans Sporry 等の著書あり。余は此にそれらの一例として江戸平民の住家における竹材の用法と意匠との最も繊巧なるを見んがため、貝殻散りたる深川の新道に峰次郎が窓の竹格子を間にしてお房と相語る処(『梅見船』巻九)また柳川亭といへる水茶屋店先の図(『梅見船』巻十)を挙ぐべし。これらの家屋は杉板と竹と網代の用法意匠余りに繊巧にして清洒なるがため風雨を凌ぐ家屋と見んよりはむしろ精巧なる玩具の如き観なしとせず。

歌川国直が色摺絵本の中に豊国の『時勢粧』に模したる『美人今様姿』二巻あり。豊国の作は寛政風俗を見るに便なるが如く国直の作は文政時代の風俗史料となすに足るべし。然れども絵画としては先師の模倣に過ぎざればここに論ぜず。

三

以上述べたる国貞国芳国直ら豊国門下の画工にはまた更に無数の門弟の随従するあり。