일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えどげいじゅつろん

江戸芸術論

永井 荷風

永井 荷風의 江戸芸術論(えどげいじゅつろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,130자 · 167화면

아오조라 문고

翌明和三年の制作を見るに背景は漸く複雑となり、四年には重厚なる褐色(代赭)を用ゆる事その板画の特徴となりぬ。しかしてこの年の人物(婦女)はその鬢漸く高く膨みたる事を認む。五年に至りその画風はますます繊細となり再び純粋の紅色を用ゆると共にまた軟き緑色を施すを常とせり。婦女の髪は頂において幅広く眼は一直線をなして直径の如くに中央を横切りたり。六年の制作において人物は益※(二の字点、1-2-22)細長く、顔もまた長くなりて、その鼻は権衡を失するまで大きくせられたり。七、八年には鼻のみならず、人物の頭部をも長大ならしめしが、こは独り春信のみならず、この年頃における春信風の画家一般の傾向にして、正しく時代風俗の変遷に基くものなるべし。しかしてこの年頃の春信が板画にはかの雪中相合傘の図の如くしばしば黒色と白色とを対照せしめて重なる色彩となせるを見る。此の如くフェノロサの研究は各時代の画家の制作全部を蒐集してその色彩及び筆勢を比較し、人物の風俗及び形状の微細なる差違等によりて、元より制作の年号を記する事甚だ稀なる浮世絵に向つて、悉くその年次を穿鑿し出しぬ。彼はこの方法によりて、春信が最終の制作を以て確乎として安永元年また二年なりと断言せり。