일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えどげいじゅつろん

江戸芸術論

永井 荷風

永井 荷風의 江戸芸術論(えどげいじゅつろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,130자 · 167화면

아오조라 문고

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ゴンクウルはその北斎伝中頻に林忠正の名を掲げかつその蒐集せる資料の甚だ貴重にして従来刊行されたる日本の書籍にも見るべからざるもの多き事を説けり。然ればゴンクウルの北斎伝は林忠正との合著と見るも可ならんか。今ゴンクウルの著書中に散見せる林氏の所説を見るに浮世絵並に江戸文学一般に関する解説考証いづれも正確にして自ら一家の趣味鑑識を備へたり。これに由つて見れば林氏は尋常一様の輸出商人にあらざることを知るべし。千九百二年巴里において林忠正はそが所蔵の浮世絵並に古美術品を競売に附するに際し浩瀚なる写真版目録を出版せり。この書今に到るもなほ斯道研究者必須の参考書たり。林氏は維新後日本国内に遺棄せられし江戸の美術を拾ひ取りてこれを欧洲人に紹介し以て欧洲近世美術の上に多大の影響を及ぼさしめたる主動者たりといふべきなり。

林忠正の経歴は『大日本人名辞書』に掲げられたり。その略に曰く、

林忠正は越中高岡の人にて父を長崎言定といふ。旧富山藩の士林太仲に養はれ幼き時より義父に就きて仏蘭西語を学びぬ。維新の際福井藩の貢進生となり大学南校に入りそのいまだ業を卒へざるに先立ちて偶起立工商会社の巴里博覧会に陳列所を設るの挙あるを聞き、陳列所の通弁を兼て売子となり仏国に渡航したり。