일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひのとびら

火の扉

岸田 国士

岸田 国士의 火の扉(ひのとびら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,467자 · 257화면

아오조라 문고

三

「楽屋をおみせして興がさめちやいけないけど、ねえ、先生、あたし、はつきり言うわ。実は、市ノ瀬さんに、先生のこといろ/\お話したの。むろん、あたしがこのひとゝ見込んでよ。おふたりをならべてみて、こんな立派な一対、ないと思うんですもの……」

三

その話は、そのとき、こうときまつたわけではないが、北原ミユキは、もう今では、康子の言うまゝに動くというふうであつた。――自分にはそんな資格はない、などと卑下しているところはあつたけれども、康子は、てんで耳をかそうとせず、たゞ、ふたりを正式に会わせる手順をあれこれと考えた。

市ノ瀬牧人をまた呼びつけることだけは、彼女にもできなかつた。それはあまりに手厳しいやり方のようでもあり、また、この邸の現在の状態からいつても、落ちついてそういう話を進める場所でもなかつた。

てん/″\にいく部屋かを占領している三家族と、父の情婦であつたがために、相変らずこの家の支配者のように振る舞つている女と、その間にはさまつて、井出康子は、うちの者ともよその者ともつかぬ中途半端な存在になつていた。下の応接間も、同居人で共同に使うようにしたいという申込みを拒むことができず、そのうちに、町内にできた消費組合から、邸の一部を是非とも事務所に貸せと強く要求して来たのを、同居人が相談してことわつたのが原因で