후리가나로 읽는 일본 고전
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면
学位論文はなるべく内容豊富で纏ったものがよいというので、従来「植物学雑誌」に連続掲載していた欧文の論文千何頁かの本邦植物に関する研究を本論文とし、『大日本植物志』その他を参考として提出し、理学博士の学位を得た。私は、この肩書で世の中に大きな顔をしようなどとは少しも考えていない。私は大学へ入らず民間にあって大学教授としても恥しくない仕事をしたかった。大学へ入ったものだから、学位を押付けられたりして、すっかり平凡になってしまったことを残念に思っている。
博士号を受けて作った歌には、ややそのころの感懐が表れている。
わがこゝろ
われを思う友の心にむくいんと
今こそ受けしふみのしるしを
その刹那の惑
何の奇も何の興趣も消え失せて
平凡化せるわれの学問
おなじ
年寄りの冷水の例また一つ
世界に殖えし太平の御代
とつおいつ
とつおいつ受けし祝辞と弔辞の方へ
何と答えてよいのやら
苦しい思い
今日の今まで通した意地も
捨てにゃならない血の涙
たとえ学問のためとはいえ、両親のなきあと酒造る父祖の業をほしいまゝに廃めてその産を使い果たせし我なれば
早く別れてあの世に在ます