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かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
戸坂 潤의 科学方法論(かがくほうほうろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,035자 · 284화면
――歴史科学にとって個別的因果の概念が何故必然であるかはなお後を見よ。
事実(実在)は歴史科学的概念構成と独立に与えられているのではない。又同様にそれは自然科学的概念構成から独立に与えられているものでもない――之はすでにフリッシュアイゼン・ケーラーの主張であった。
故に第一の批難は、実は個別的因果に対する批難ではなくて、この概念がリッケルトによって用いられたリッケルトの特有な根本的な立場――事実と科学的概念構成との独立――に対する批難である、ことが明らかとなる。事実と科学的概念構成との独立は併しながら、内容と形式との対立から由来したことを思い起こそう。カントに於ては実際内容と形式とは相互に独立して対立していたであろう。より一般的に云う時、この対立は主観と客観との認識論的――人々は之を論理的とも名づける――立場に於ける対立に由来する。今や云うことが出来る、第一の批難は認識論的立場――それは主客の対立から出発する特色をもつ(前を見よ)――に対する批難に他ならない、と。
第二の批難。仮にフリッシュアイゼン・ケーラーの云う処に従って、個別的因果の概念が、一般に従って又リッケルトの立場に於ても亦、成り立たないとすれば、リッケルトの立場に立って一般に因果は自然必然的な普遍的法則的因果でしかあり得ないこととなるわけで