일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

そうもくちゅうぎょ

艸木虫魚

薄田 泣菫

薄田 泣菫의 艸木虫魚(そうもくちゅうぎょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 114,254자 · 226화면

아오조라 문고

蟹

1

私は張風のように、別になまぐさいものを断っているわけではないが、春になって、そこらの海がぼんやり霞んでいるのを見ると、生れ故郷の瀬戸うちの海を思い出して、そこで捕られた魚の金粉を吹いたような鱗をなつかしがることがよくある。

蟹

1

雨の晴れ間を野路へ出てみた。

ずぶ濡れになった石のかげから、蟹が一つひょっこりと顔を出していた。

「いよう。蟹か。暫くぶりだったな。」

私はそう思って微笑した。それが春になって初めて見る蟹だったことは、私がよく知っていた。

暫く立ちとまって見ていると、蟹は石の下からのこのこと這い出して来た。そして爪立するような脚どりで水溜を渉り、髪を洗う女のように頭を水に突っ伏している雑草の背を踏んで、少し高めになっている芝土の上へあがって来た。

ふと何かを見つけた蟹は、慌てて芝土に力足を踏みしめ、黒みがかった緑色の甲羅がそっくりかえるばかりに、二つの真赤な大鋏を頭の上に振りかざしている。

怒りっぽい蟹は、一歩巣から外へ踏み出したかと思うと、じきにもう自分の敵を見つけているのだ。

彼は傍に立っている私を、好意のある自分の友達とも知らないで、その姿に早くも不安と焦燥とを感じ出し、持前の喧嘩好きな性分から急に赫となって、私に脅迫を試みているのだ。