일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひだのかいだん

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選(ひだのかいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,271자 · 263화면

아오조라 문고

、第3水準1-89-16)を作らせようと企てた。

斯時代に於て斯着眼は頗る聡明であると云わねばならぬ。が、彼の企画は不幸にも失敗に終った。主将の意思は必ずしも然うでは無かったのであろうが、敵を愛することを知らぬ部下の者共は、此の異国の捕虜に対して甚だしき侮辱と虐待を加えたので、彼等は甘じて仕事に着かなかった。監督の武士と捕虜との間に日々衝突が絶えなかった。朝高も終局には疳癪を起して、彼等を悉く斬れと命じた。

これが捕虜の間にも洩れたと見えて、百人の蒙古兵は風雨の夜に乗じて逃走を企てた。番兵が追掛けて其幾人を捕え、其幾人を殺したが、余の七八十人は山を越えて何処へか姿を隠して了った。飛騨は名に負う山国であるから、山又山の奥深く逃げ籠った以上は、容易に狩出すことも能ないので、余儀なく其儘に捨置いた。

斯くて一年ばかりも過ぎると、或夜何者か城内へ忍び入って、朝高が家重代の宝物たる金の兜を盗み去ったのである。無論、其詮議は極めて厳重なものであったが、其犯人は遂に見当らなかった。或は曩に逃走したる蒙古兵が、一種の復讐手段として斯る悪事を働いたのではあるまいかと云う噂もあったが、確な証拠も無くて終った。