轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
丸の内の大日本私立衛生会館における内村聖書研究会においてのヨブ記講義、1920(大正9)年4月25日~6月27日、9月12日~10月10日、10月24日、11月21日、12月19日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 92,828 字 · 185 页
まことに神は海の大動揺をある範囲に止めて、人畜をして安じて地の上に住ましむるのである。
◯人の御しがたき海に堤を設けてこれを制するは神である。海は動揺それ自身である。人は各人難問題を抱いて苦む。その時人の心は一の海である。動揺混乱底止する所を知らない。しかし人の御しがたき海を神は御し給う。我らより熱誠なる祈の出ずる時、神はその大なる御手を伸ばして海を制し給う。かくて我らの衷の海は止まるのである。
◯また今の世界はまことに混乱擾雑の海である。社会の腐敗は底なきが如く、世界の表は紛乱を以て充たされている。世界大乱一度収まりし如くにして実は収まらず、戦の噂は噂を生みて、今や全地大洪水に溺れんとするが如く見ゆる。我らの憂慮も何らの効果なし。我らの努力を以て全地の大海を抑うることは出来ない。我らはただ熱心に祈るのみである。しかし神はこの祈を記憶し給う。混乱の海を制する力は彼にのみ在る。神は全地を呑まんとする海に対して「ここまでは来るべし、ここを超ゆべからず、汝の高浪ここに止まるべし」と言い給う。実に彼は人の御しがたき海を御し給う。彼は地の上にその支配権を持ち給う。