轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里真志保『和人は舟を食う』。同一底本的分册已合并为一书。收入:『愛国心』私はこう思う、あの世の入口、生きているコタンの銅像、おば金成マツのこと、金成マツとユーカラ、学問ある蛙の話、言語と文化史、洞爺湖の伝説、日本語とアイヌ語の関係、図書館通い、アイヌ語学、アイヌ語のおもしろさ、アイヌ宗教成立の史的背景、ホッキ巻。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 70,567 字 · 144 页
――というような場面であるが、それを原語の気持を生かして訳出してみると、怒れる風が森を襲って木々を投擲する、すると、木々が悲鳴を挙げて泣き叫ぶ、そして木々のうち、烈しい責め折檻にたえかねて折れたくなった者は自分の意志で幹のなかばから折れていき、あくまでも折れるものかと思う者は、風が襲いかかると見れば大地に身を伏せてそれをやりすごし、風が行きすぎるとまた立ちあがる、というのである。それに続く文章も従来は風が野原へ吹いてくると、「たちまち生えたる青草を根こそぎに大風が吹き上げて、まっ黒な雲となりて大空へ吹き上りたり」などと訳されたのであるが、「生えたる青草」とあるのは「座っている草」とするのが正しく、木々は立っているから立木なのだが、草は野原いちめんにあぐらをかいて座っている、そこへ怒れる風が襲いかかり、「あぐらをかいて座っている草たちの股ぐらに手をかけて持ち上げ、真黒な雲となって大空へ上って行った」というのであって、そこでは風も、木も、草ももはや単なる非情ではなく、人間と同様の感情をもち人間と同様に行動する動物である。嵐の場面はそれらの動物の間に繰りかえされる死闘として描かれているのである。