轻松读懂日语经典作品
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里真志保『和人は舟を食う』。同一底本的分册已合并为一书。收入:『愛国心』私はこう思う、あの世の入口、生きているコタンの銅像、おば金成マツのこと、金成マツとユーカラ、学問ある蛙の話、言語と文化史、洞爺湖の伝説、日本語とアイヌ語の関係、図書館通い、アイヌ語学、アイヌ語のおもしろさ、アイヌ宗教成立の史的背景、ホッキ巻。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 70,567 字 · 144 页
二 難産の際に行われた呪術的演劇
もう一つ例をあげますと、胆振の幌別では、山へ薪を取りに行って、二本の木が両方から寄ってからみ合っているのを見つけると、男女が取っ組み合ったまま、そのまわりを六回まわってから、それを切り倒したということであります。
これらは単純な呪術の例のように見えるのでありますが、実はアイヌの社会に古く存在した呪術的仮装舞踊劇の零落した姿なのであります。そのような呪術的仮装舞踊劇の一つの例として、ここに難産の際に演じられた呪術的演劇を挙げることができます。
二 難産の際に行われた呪術的演劇
樺太では、難産の際、一人の男が犬の食器の先に“イナウ”(inaw 木の幣)をつけたものを手に持って産婦の家の外に立ち、戸を細目に開けて、次のように言うのであります。
「私の孫が難産で苦しんでいるのに、なぜ早く私に知らせてくれなかったの? 私が来たからには、すぐ産みますよ!」
すると、炉ばたから一人の男が立って行って、
「ほんとに俺が悪かったよ、近所にお前が居るのに、それをすっかり忘れて、早く知らせもしなかった、ほんとに俺が悪かった」
そう言いながら、戸をがらりといっぱいに開けて戸外に飛びだします。