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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里真志保『和人は舟を食う』。同一底本的分册已合并为一书。收入:『愛国心』私はこう思う、あの世の入口、生きているコタンの銅像、おば金成マツのこと、金成マツとユーカラ、学問ある蛙の話、言語と文化史、洞爺湖の伝説、日本語とアイヌ語の関係、図書館通い、アイヌ語学、アイヌ語のおもしろさ、アイヌ宗教成立の史的背景、ホッキ巻。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 70,567 字 · 144 页
(1)アフンルパ※(小書き片仮名ル、1-6-92)の所在と環境
以下はその記録である。
(1)アフンルパ※(小書き片仮名ル、1-6-92)の所在と環境
登別駅から幌別本町、室蘭の方面に行く鉄道は駅を出て先ず登別川を渡り、間もなくトンネルを抜けて富浦、幌別本町方面の海浜に出る。此のトンネルの上が俗に蘭法華の高台とよばれる所で、アイヌ時代の古名はリフ※(小書き片仮名ル、1-6-92)カ R※(アキュートアクセント付きI)-hur-ka(高い・岡・〔の〕上)である。長い尾根が断崖となって海につき出したいわゆる蘭法華岬(原名 R※(アキュートアクセント付きA小文字)mpok-etu)の上の所で、海を眺める風景の美しさは、古く東蝦夷日誌や蝦夷行程記などの中でも特記された場所である。
この岡の東尾根の上は「ハしナウシ」Has※(アキュートアクセント付きI小文字)nausi(< hasinaw-us-i 枝幣・群在する・所)と呼ばれていて、知里翁の若い頃は、まだ二ヶ所に幣場があったということであり、この岡が古く海神の祭場であったことを物語っている。この幣場のすぐ上が広場で、おそらくそれが古くはカムィミンタ※(小書き片仮名ル、1-6-92)(Kam※(アキュートアクセント付きU小文字)y-mintar 神・庭)だったのであろう。