轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぞくほうしこう

差別の根源を考える

喜田 貞吉

喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页

青空文庫

3 室町時代以前のサンジョ(上)

議論は別として、まず試みに室町時代以前の史料から、サンジョに関するものを拾い集めてみよう。

3 室町時代以前のサンジョ(上)

一種の部民としてのサンジョの名は、すでに平安朝時代からしてものにみえている。永承三年の関白頼通『高野参詣記』に、

検非違使右衛門志村主重基奉レ仰、仰二淀・山崎刀禰散所等一、令レ造二板屋形一。

とあるのは、けだしそのもっとも古いものの一つであろう。淀・山崎の刀禰とは、その地方の長とあるもので、ここに刀禰散所とあるのは、刀禰及び散所の謂いであると解する。そしてこの場合において散所とは、淀や山崎辺に居た浮浪人足の称であったと思われるのである。淀・山崎の散所のことは、建長五年十月二十一日注出の近衛家所領目録の中にもその名がみえている。

一 散所

山科行時         淀(左方 能武右方 武茂)   同国宮方政所

摂津国山崎政所京極殿堂領政所   同国草刈政所

この記事やや了解に苦しむところがあるが、けだし淀及び山崎ほか三ヶ所の散所などが、鎌倉初期において近衛家の所領であったことを示したものと解せられる。この場合において散所は、すでに一定の地に住み着いていたもので、その名称の下に記入してあるものは、けだしその支配者の名であろう。