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ぎじんのすがた

日本の怪談

田中 貢太郎

田中貢太郎『日本の怪談』。同一底本的分册已合并为一书。收入:義人の姿、宝蔵の短刀、村の怪談、猫の踊、幽霊の自筆、狐の手帳、貧乏神物語、怪僧、庭の怪、八人みさきの話、一緒に歩く亡霊。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 56,030 字 · 115 页

青空文庫

備後を悩ました怪獣はたしかに彼の猫であろうと云っていると、五六日して備後の室の辺が非常に臭くなった。畳を剥いで床下を調べて見ると、彼の赤毛の飼猫が血に染まって死んでいた。その胸のあたりに弾痕があった。

柴田家ではその猫に迷信を持って小さな祠を建てて祭った。

柴田家は今の高知市本町四丁目の南側で、その邸跡に近年までその祠があったが、今は数多(たくさん)の人家が出来てその祠もどうなったのか消えてしまった。

底本:「日本の怪談」河出文庫、河出書房新社

1985(昭和60)年12月4日初版発行

底本の親本:「日本怪談全集」桃源社

1970(昭和45)年

入力:大野晋

校正:地田尚

ファイル作成:野口英司

2000年5月30日公開

青空文庫作成ファイル:

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