轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

「もくせい」ごうのなぞ

中谷宇吉郎集 第六巻

中谷 宇吉郎

中谷宇吉郎『中谷宇吉郎集 第六巻』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「もく星」号の謎、温泉2、海底の散歩、吉右衛門と神鳴、国際雪氷委員会のことなど、古代東洋への郷愁、身辺雑記、長岡と寺田、八戒に遭った話、亡び行く国土、牧野伸顕伯の思い出、湯川秀樹さんのこと、露伴先生と神仙道、私のふるさと、私の履歴書、ケリイさんのこと、コロラド通信。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 130,784 字 · 269 页

青空文庫

地熱などよりももっとずっと手軽にできる水力電源の開発について、ろくな研究もしないでおいて、地熱発電の研究に血道をあげることはないからである。

地熱発電のいちばん発達している国はイタリアであって、ある地域ではすでに相当な成績をあげて、実用にもなっているそうである。イタリアも、日本とよく似た地震国で、火山と温泉とがたくさんある。したがって地熱には大いに恵まれている。それで地熱発電の研究がよくなされたわけである。それでは日本でも大いにやったほうが良さそうなものであるが、ここで考えねばならないことは、イタリアと日本とでは、国情がまるでちがう点である。イタリアには石炭は皆無に近く、また水資源も非常に乏しい国である。そういう国では、地熱発電に大いに力を入れるのが当然である。しかし日本のように有り余る水をふんだんに棄てている国では、地熱発電よりも、この水の利用度をほんの少しばかり向上させるほうに進むのが、順路であろう。だからさしあたってのところは、この地熱発電にはあまり興味がないわけである。もっともこういう研究は、地熱利用のほうに大半の努力が払われるもので、発電のほうには大した困難がない。